脊柱管狭窄症の症例(その4) 

お客様

男性 70代 みかん農家 有田市在住

来院

2018年 7月

お悩み・症状

2カ月前から右の臀部痛(お尻)と右足のしびれがあり、特に歩行時に悪化する。

有田市民病院を受診した所、MRI検査で腰椎3,4番と4,5番間の脊柱管狭窄症と言われ痛み止め(リリカ)を処方され経過を見ていたが良くならず、インターネットで調べていた時に当院の事を知り来院。

2年前にも同様の症状を発症したことがあり、その時はすべり症と言われたとのこと。

内科疾患や手術、ケガ等の既往歴はなし。

 

施術内容と経過

初見時、立位での逃避姿勢(逃避性側弯)が顕著で歩行をチェックして、歩行時痛を確認した。

それから各検査を行ったところ、SLRテスト(陰性)・脊柱の前後と回旋可動性(減少と動作時痛あり)・右股関節の可動域制限(外回し)あり、立位での前後屈の可動域制限と痛みがあり以上の事から、脊柱管狭窄症と右梨状筋症候群を併発していると考えて施術を開始した。

 

まず、頚椎調整と骨盤調整を行って、全体的な体の歪みを整えて初回終了。

2回目からは、体液循環調整と側弯調整、脊柱・肩関節MTを追加して終了。

 

3回目来院時に、みかんの摘果作業をしたが悪化もなく作業できたと報告を受けた。

5回目施術以降、しびれが軽減し逃避姿勢も改善。

 

8回目の施術で、歩いた時に右臀部に多少痛みがある程度で右足のしびれは無くなり重さを若干感じる程度にまで改善した。

 

8回目の施術後、大型台風が直撃して自宅とみかんに被害が出たため通院をいったん終了したが、その後も経過は良いとの連絡があり結果観察とした。

 

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 体液循環調整 側弯調整 脊柱・肩関節MT

考察

この症例では、痛みをかばう事で起こる逃避姿勢(逃避性側弯)が顕著に見られ、その原因は農作業の疲労の蓄積による体の歪みにあると考え、それを改善させるために施術を重ねた結果、逃避姿勢(逃避性側弯)が改善すると共に右の臀部痛(お尻)と右足のしびれと歩行時痛が改善していった。

 

こういった場合、痛みやしびれのある部分に電気治療やマッサージ、湿布を貼るなど部分にフォーカスしたケアをしても症状に変化が無い事がほとんどであり重要なのは、体全体の状態を考えてケアを行う事であると当院では考える。

 

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀