ぎっくり腰の症例(その1)

お客様

女性 60代 主婦 和歌山市在住

来院

2018年 8月

お悩み・症状

一昨日から腰に違和感があり、昨日の朝、起きてから家事をしていて上体を前に屈めた拍子に腰の強い痛みが走って、それ以降はどの動きをするにも腰に痛みが走って腰を屈めてやっと歩ける状態。

最近、こむら返りが頻繁に起こるようになっていた。

 

初回は、何とか椅子に座っていられる状態で、立ち上がるのも辛い状態であった。

検査では、立位の前・後・左右側屈での可動域制限と疼痛があり、次に両肩外転と脊柱の可動性をチェックした所、各所に可動域制限が見られた。

座位で、腸腰筋の筋力検査を行った所、左右減弱しているが特に左の弱化とそれに伴う腰部(腰方形筋)の痛みが出現した。

何とか仰向けで寝られる状態であったため、仰向けで腰椎と骨盤の回旋検査を行った所、左回旋で可動域制限と疼痛出現した。

 

以上の事から、疼痛部位は腸腰筋・腰方形筋・殿筋で、その原因は、ぎっくり腰を発症する前から蓄積した疲労が体を歪ませたことにあると考えて施術を開始した。

 

施術内容と経過

初回施術では、頚椎調整と骨盤調整で体の歪みを整えてから腸腰筋調整を行い、施術後に腸腰筋の筋力が改善したことと、立位の前後屈の可動域が改善した事が確認して終了。

 

2回目以降は、体液循環調整と肩関節MTを追加して行った所、普通に歩ける状態にまで改善。

 

3回目来院時、状態が悪化して来院されたので話を聞いたところ調子がすごく良かったので庭の掃き掃除をしていて前に屈んだ拍子にギクッとなって悪化したとの事で、杖をついて来院。

前回同様の施術を行い、悪化した事への不安もあったためカウンセリングも行い終了。

5回目来院時には、杖なしで歩ける状態にまで改善していた。

(頻繁に起こっていたこむら返りも消失)

 

その後は、立位での前後屈での可動域制限と痛みが残っていた為、施術を重ね、9回目の施術で症状全て消失し、再発の可能性もほぼなくなったため卒業とした。

 

同時に治療した症状・お悩み

頻繁に起こるこむら返り

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 体液循環調整 腸腰筋MT 肩関節MT

考察

この症例のぎっくり腰の様に、原因はぎっくり腰を発症する前から蓄積した疲労が体を歪ませたことにあるケースがほとんどであると当院では考える。

 

肉体的(筋肉や内臓)・精神的な疲労の蓄積が体を歪ませる → 血流やリンパの流れ、自律神経の働きが乱れる → 部分的に可動域(筋肉や関節)の制限が起こる → さらに体の歪みが起こり、症状発症

 

こういった流れで症状を発症する。

ぎっくり腰発症前の頻繁に起こっていたこむら返りは前駆症状であり、この段階で回復できる体の状態であれば、ぎっくり腰にまで発展する事はないが、回復力が低下していれば症状を発症してしまうので、注意が必要である。